勤めていた会社を辞めて無職になってしまうと収入がなくなりますよね。そうなると、払うべき税金の対象となるものがなくなってしまいますので、税金の手続きなどはしなくて良くなります。仕事がなく無収入という状態であれば、確定申告もする必要がありませんので、特に書類を整えたり税務署に行ったりする必要もなくなります。

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税務署としても税金が発生しない人の書類を受け付けても意味がありませんし、そもそも収入が発生しないので、書類に記載すべきものもありません。そのため、申告をしても無意味で税務署としても無収入の人に申告を求めてはいないのです。もっとも、会社勤めを辞めたとしても、ネットでの副収入があったり、不動産収入があったりするのであれば、その分を確定申告する必要があります。また、退職時期によって、つまり年の途中で会社を辞めたのであれば、その年には収入がありますので、次の年に確定申告をする必要があります。場合によっては、源泉徴収されていた税金の還付がなされる可能性もありますので、必要書類をそろえて申告に行くようにしましょう。

こうしたケースの場合は、自分自身の責任で申告をすることになりますので、しっかりと手順を覚えておくと良いでしょう。まず、その年に得られた収入を示す書類を準備します。会社勤めをしていたのであれば給与明細で大丈夫です。そして、年末調整の時期に合わせて申告をする前にその会社に源泉徴収票を請求しておくことが大事です。そこで、いくら税金として差し引かれていたかということが分かるからです。そして、年末には生命保険会社などから保険料控除のための証明書が送られていますので、それも一緒にしておきます。さらに、医療費の支払いが多かったのであれば控除を受けられるかもしれませんので、領収書をまとめておくことも大事です。

こうして必要な書類を集めたら、申告の時期に税務署に行って申告用の書類を受け取り指示通りに記入していきます。副収入がいくつもあるようでなければ、記入する欄は少なくて簡単ですので、税務署の人などに聞きながら書類を作れば完成です。また、インターネット上で申告に必要な書類を作れるオンラインサービスもあり、税務局のホームページにあるフォームに記入するだけで書類を完成させることができます。こうしたサービスを利用して簡単に申告をすることもできますので、あまり難しく考えず上手に申告をするようにしましょう。

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