転職の際には当然求人情報をチェックすることになりますよね。給料が高い、応募条件のハードルが低い、休日が多い…いろいろな要素をチェックしたうえで自分に向いているかどうかを判断するわけですが、この段階でブラック企業を選んでしまわないよう、しっかりとふるいわけをすることも大事です。職を変えるたびに問題のある会社にあたってしまう、という方はこの段階でうまく選ぶことができていない可能性があります。

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ブラック企業にはいくつかの見分け方があり、コツをつかんでおくと「ちょっとこれおかしくないか?」と気づくことができるようになります。そのポイントとなるのが「なぜ人を募集しているのか」をよく見極めることです。問題のある会社の中には、ほぼ一年中採用しているケースが見られます。入職しても次から次へと辞めてしまうので慢性的な人手不足に陥っているからです。このように「すぐに辞めちゃうから常時補充する必要がある」会社は要注意。応募期間が設けられていないところ、いつ見ても同じ条件で募集しているところは気をつけたほうがよいでしょう。

もうひとつ、大量に募集しているケースも要注意です。現実的に考えてひとつの会社が一度に10人以上の中途採用を募集するといった事態はあまり考えられません。中途採用の多くは欠員補充ですから、一度に10人以上の欠員が生じる会社とはどんな環境なのか?ということになりますよね。ちなみにわたしが以前勤めていた会社ははっきり言ってブラックでしたが、絶えかねた社員が一度に10人以上同時に退職願を提出したことがありました。大量募集の裏にはこうした事情が潜んでいる可能性もあるわけです。例外としては事業拡大のケース、大幅に規模を拡大する、あるいは新規事業を立ち上げるときなどに人員を補充するために大量募集を行うこともありますが、そうしたケースではそのことをしっかりと書かれていますし、応募条件でもその事業に相応しいスキルや経験などが設けられているものです。そうした説明が何もなくただたくさん募集しているところは気をつけましょう

補充内容では給料の幅が広いところも気をつけましょう。たとえば「年収300万~700万円」など、300万円では低めですし、700万円なら高収入、ではどっちなんだ?ということになるわけですが、こうした会社は「成果を出せば高収入が可能」と言っているケースが多いのですが、実際にはノルマが厳しくてとても達成不可能、低い給料で連日厳しい業務を強いられることが多いといいます。

募集内容を見ておくだけでも問題のある企業を早い段階で落とすことができます。こちらが選ぶ立場で転職先を厳選していくようにしたいところです。

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