退職時に必要なものはやはりお金
退職後はお金の使い方をそれまでとは根本的に改める必要があります。
定年で退職金やその後受け取れる年金、蓄えてきた貯金などがあればいいですが、再就職を前提に職場を辞めた場合には次の職場を見つけるまで貯金を食いつぶす形で生活していくことになるだけに節約が欠かせません。
節約と計画性が大事
ただ、いくら収入が断たれて厳しい経済状況に陥っているといっても、ひたすら節約、お金を使わずに過ごすというのはちょっとさびしい部分もあります。よく考えてみれば失業中は時間もたっぷり、それも自由に使うことができる非常に貴重な時期です。30代、40代でまとまった時間を自由に使える機会なんて会社で働いている限りは得られないでしょう。再就職すればその機会は失われてしまいますし、もう二度と機会は得られないかもしれません。というより得られないような安定した就職先を見つけるのがよいわけですから、せっかくのチャンスを活かして失業中を楽しく、ハッピーに過ごせるようなお金の使い方を目指してみましょう。
そのためにはまず退職前の計画が大事です。辞めた後に出費がどれぐらいになるのか、再就職までにどれぐらいの期間が必要なのかをよく検討したうえで辞めるタイミングを決めるのです。生活費に加えて転職活動にかかる経費、資格取得を目指す場合にはそのために必要な経費、さらに毎日を楽しむために必要な遊興費なども加えた上で必要な貯金額を計算しましょう。
楽しむところは楽しむ余裕を持つ
ポイントとしては、ただお金を使わないよう心がけるのではなくメリハリをつけて賢く使っていくことが大事です。たとえば会社勤めの際にはつき合いの飲み会が多く、それで飲食費がかさんでしまっていた方も多いはずです。わたしも実はそのクチで毎月何万円とつき合いに使っていたものです。ですから仕事を辞めればその出費を減らすことができるわけですが、その分をそのまま貯金にまわすのではなく、有効に活用する方法も検討してみましょう。わたしの場合は浮いた分の3割を貯金にまわして残りを家族との外食と、人脈作りに活用しました。仕事を辞めた後もつき合いたいと思っている人を厳選したうえで積極的に声をかけて食事に誘ったのです。おかげでお金と時間をかなり有意義に使うことができたと思っています。
趣味に利用するのもお勧めです。時間の融通が利くわけですから、早めに旅行の予約をすれば割引料金で済ませることもできます。自治体が実施しているセミナーなどに参加すれば割安な参加費用でいろいろ学ぶこともできるでしょう。やり方次第で失業中にも節約しながらいろいろなものを得ることができるはずですし、楽しむ方法もいろいろあるはずです。
無職期間を楽しんでいる人たちの素晴らしい過ごし方
世界一周旅行に出かける(30代前半)
私の知人は、世界一周旅行に行っていました。しかも仲の良い友人と3人で計画に仕事を辞め貯金額もすり合わせを行っていたようで、本格的に計画を立てて実行までに6年くらいかけたようです。
彼の場合は、途中で他の二人と別れ一人で旅を延長までして色々な国を渡りあるく魅力にはまっていました。
日本縦断旅行に出かける(30代前半)
こちらは、リストラされたタイミングで沖縄に渡り、そこから北海道まで順に日本海側を責め、帰りは太平洋側から帰ってくるという日本を往復一人旅をしたらしいです。彼は実に一年間ほど旅出ており、各地のお祭りの写真や地域性のある写真をFaceBookに上げみんなを楽しませてくれました。その時の経験談を元に、ブログやYoutubeでの広告収入が入るようになり、今では別ジャンルではありますが、Youtubeの収入で生活を続けているとツワモノです。
家族で1か月キャンプ生活(40代前半)
こちらは、子供の夏休みを利用して1ヶ月近くキャンプ生活を行ったらしいです。家族で1ヶ月間もの間、テントで寝泊まりしたり、コテージを借りたり、車中泊をしたりと色々な移動を繰り返しながら家族との一生の思い出作りになったと行っていました。
その後は、以前の職場から、戻ってきてほしいと懇願され、給料条件を見直すという条件でステップアップして元の職場に帰ったというものすごく羨ましいお話でした。
ジムに通って肉体改造(20台後半)
こちらの彼は、ムキムキになりました。実際に私が知り合った時にはすでに肉体改造後だったので、話を聞いた時には信じられませんでしたが、しっかりと記録を取っていたこともあり、経過を見せてもらい衝撃を受けmした。私の眼の前にいるガチムチな彼からは想像もできない。ひょろひょろの体型だったようです。彼の場合は、トレーナーをつけしっかりとしたスケジュールの元、肉体改造を約1年続けていました。
目的をしっかり持ち行動に移すことで自信に満ち溢れていました。
週3で飲み会を開催して楽しむ(30代前半〜40代前半)
こういう楽しみ方をしているグループもありました。飲み会と言っても一回に使う金額は2000円程度らしいのですが、これも失業者ののメリットを生かし、平日の早割という制度のある飲み屋で飲み会をすることで、普通の呑み代の半額程度たくさんお酒を飲むことができるということでした。
期間限定でこう言った普通にはできないような楽しみ方も無職ならではですね。正直社会的には、白い目で見られそうですが、実際にこの方会を主催でやっていた方は、就職活動も積極的に行い、6社ほどの内定をもらった中で一番良い条件のところに就職することができたそうです。
海外研修に参加する(30代前半)
こちらはまた変わった楽しみ方をした方で、市や自治体が主催する。海外起業セミナーのような会に申し込み、海外研修プログラムに参加してきました。実費ゼロで1週間ほどアメリカにて研修を受けることができ、その後知り合った起業家の人たちとも交流が続き、その人脈から次の就職を社長推薦という形で管理職スタートで入ることができていました。
アフィリエイトブログを立ち上げ月平均13万円を獲得(30代前半)
彼の場合は、この為に退職したらしく、退職前から準備を進め、月に3万円くらいを稼げるようになったところで、退職を決意したとのことでした。
その後10万円突破まではかなり計画通りに進行したようですが
私が知り合った時点は少し伸び悩みで悩んでいると言っていました。
ですが、平均すると13万円は月に週1から3くらいの更新で入ってくる状態にまでなっているらしく、仮に再就職したとしてもこのペースでこの金額の副収入が得られるとすれば大成功といっていいのでは?と私は思いました。彼はもっと上を目指しているようでしたが・・・
常識にとらわれない!人生は楽しいほうが良い
ここにあげた例は、実際に私が無職期間中に知り合った、人たちの体験です。あくまでも、わたしが話を聞いたたくさんの人たちのなかでも、異例的に楽しんでいる方たちのみの話です。
ほとんどの方は、社会人として10年以上どこかの会社勤めをしたのちに退職しています。しかもこの人たちの多くは、職業訓練に通うのは二回目ということも多かったのも事実です。
正直なところ、こう言った例はまれで、ほとんどの人は、次の就職に不安しかなく、お金に困って飲み会には参加できないし、お昼ご飯ですら、まともに食べないような人もいました。そういう人に限って、次の就職も派遣やとりあえずといった内容で決めてしまう方が多いように感じました。
このことからも、いかに無職を楽しむか?そう言った発想も大事だと思いました。就職して馬車馬のように働けば、幸せになれるのか?
おそらく、しっかりと計画をし人生を切り開いていったほうが、人生を楽しく過ごすことができるのだと思います。
私も、ピンチをチャンスに変える行動力を身につけたいものです。