一人でやっていけるだけの農業スキルと知識を身に着けたら、独立開業するという手があります。自分の思うように仕事を進められますし、収入もアップする可能性がありますので、とてもやりがいを感じられるでしょう。とはいえ、独立を目指すにあたっては考えるべきこと、事前に準備すべきことがたくさんありますので、簡単な気持ちで事業を始めるのではなく、真剣に取り組むようにしましょう。

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ゼロから農業をやっていくのであれば、まずどこかで農業について学べる修行先を見つける必要がありますよね。家庭菜園で農作物を育てるのと、プロとしてやっていくのには大きな違いがありますので、きちんと農家の下で学んだほうが良いでしょう。いろいろな勉強方法がありますが、農業の場合は実地で学ぶことはかなり多いので、農家で修行するという期間を設けるようにしましょう。さらに、農業には独特の商習慣や税制がありますので、経営に関する勉強を別にする必要があります。好きなことをやりたいと思っても、こうした実務を知ってしないとなかなか理想を実現することはできないでしょう。

また、農業を独立して行うためには、かなりの資金が必要となります。農耕機械を調達したり肥料を手に入れたり、種子を購入したりするコストがかなりかかります。また、少なくても最初の半年から一年は収入がまったくなく、支出ばかりが出るようになりますので、その間のための貯えを用意しておかなければなりません。初めて農業を行いたいという人のために、公的な支援が実施されることも多く、各自治体でいろいろな制度が設けられています。貸付金や助成金、補助金などの制度がありますので、事前にどんな制度があるかを調べて活用できるかどうかチェックしてみるといいですよ。

独立してから農業で成功していくためには、しっかりとした収入イメージを持つ必要があります。いくつかの道がありますが、農協を通して農作物を売る方法や、レストランや販売店と直接契約して販売する方法、ネットなどで顧客に直接送って売る方法などがあります。それぞれで求められる農作物のタイプや種類、価格帯などが異なりますので、ニーズを調査した上で取り組んでみると良いでしょう。独自の販売ルートを持つのであれば、営業や宣伝のための資金や時間を取り分ける必要もありますね。困難もありますが、夢のある仕事ですので、独立を目指してゼロからの農業のための準備を始めるようにしましょう。

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