転職はどんなシチュエーションであれ人生の大きな転機です。わたしの場合もさんざん悩み抜いた末に前の職場の退職と転職を決意しました。何しろ一歩間違えば生計を立てる手段を失い、さらにこれまでのキャリアをすべて無駄にしてしまう恐れもあるわけですから、なかなか踏ん切りもつかないものです。

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ただ一度決意を固めると結構度胸が据わるもので、いざ次はどこに就職しようか?と考え始めると、いろいろと大胆な考えが浮かんだりするものです。基本的にはこれまで働いてきた業種と同じジャンルから選んでいきますよね。さっき述べたキャリアを無駄にしないためにもそれが一番安全な選択肢ですし、せっかく身に着けた専門スキルを活かすことができるというものです。ただ、それだとせっかく職を変えても同じことの繰り返しになってしまう恐れもあります。

よく「○○の業種は長時間労働が当たり前」「○○の世界はノルマが厳しい」とか言われますよね?どの業種でもある程度共通した就業環境があるものです。ですから長時間労働や残業がいやで退職した後に同じ業種の企業に就職すると、また同じような就業環境になってしまうことも多いのです。

わたしは退職を決意した不満点を解消するには業種を変えるしかない、他業種へと戦うフィールドを変えるしかない!と決意しました。当時を思い出してもよくこんな大胆な決意ができたものだと感心しますが、30代半ばという年齢的な部分、そして家族ともっと過ごす時間を確保しないとまずい、という危機感が大胆な決断の後押しをしてくれたのでしょう。

ただ勢いや決意だけではうまくいきませんから、現在の自分のキャリアや専門スキルで戦える他業種の仕事先を探していく必要があります。いろいろと調べてみるとけっこう業種が異なる人材を採用しているジャンルも多く、IT系のほか商社、サービス、メディア関連などは異なるジャンルからの転職例のほうが多いくらいでした。

ただ成功するためには特技やスキルを最大限にアピールするのがコツです。営業なら業種に関係なく需要がありますし、広報やマーケティングも同じです。わたしの場合はパソコンのスキルが評価されて採用してもらうことができました。今ではどの企業でもWeb環境の構築は不可欠ですから。

「今から職を変えるにしても同じ業種しか選択肢がない」と思っている人はもうちょっと視野を広げてみてください。意外と特技を活かせる職場がいろいろなジャンルにあるものですよ。戦うフィールドを変えることで眠っていた才能や適正を開花させることもできるかもしれません。

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