転職の際にはできるだけ失業期間を作らないほうがよいといわれています。その間収入の手段を失ってしまいますし、長引けば長引くほど精神的に焦ってしまい、自分にとって本当に適した職場を見つける目が曇ってしまう恐れがあるからです。最悪の場合経済状況が厳しくなってアルバイトで食いつなぎながら職探し、なんてことにもなりかねません。もちろん、ブランクが転職の際に不利になるのもあります。

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ただ在職中に転職活動をうまく成功させて、退職からすぐに次の職場に入職できるような理想的なパターンはなかなか難しいものです。それに同じ業種・職種へ転職を目指す場合には在職中に職探しを行いやすいですが、心機一転、他業種へチャレンジしてみる、あるいは本当に自分がなりたい仕事に一から目指すといった場合はなかなか難しいものです。

わたしは後者のタイプだったので在職中に転職先を見つけることができませんでした。言い方を変えれば「このまま働きながらの転職活動では本当に働きたい職場は見つけられない」と判断して退職に踏み切ったんです。家庭がある身なので失業期間が長引くのは不安だったのですが、仕事がない時間を逆手にとって資格を取得することにしました。

これまで培ってきたキャリア・スキルに資格を組み合わせれば転職に有利になりますし、他業種への転職のチャンスも開かれます。失業中で時間の余裕がとれる間にとれるものを取れるだけ取っておこうと思ったのです。

どんなのがいいのか考えてみると2通りの選び方があることに気づきました。まず給料が高い職場への転職が期待できるもの。たとえば社会保険労務士や公認会計士、中小企業診断士といった種類です。ただこれらをゼロから取得するには時間もかかりますし難易度も高い、そこでわたしはもうひとつの選び方、就職に強い方を重視して選ぶことにしました。

目をつけたのはIT関連です。前の職場で少しパソコンを使う部署を担当していたので多少の知識がありましたし、転職を機会に本格的にIT方面でキャリアを積んでいこうかと考えたのです。この業種はもともと異業種からの転職が多いという情報も後押ししてくれました。マイクロソフトオフィススペシャリストなどは3ヶ月程度で取得できるのでお勧めです。ほかにはファイナンシャルプランナーや日商簿記検定なでも需要が多く安定して就職に強い種類としてあげられるでしょう。あとはTOEICが給料が高い職場から人気を集めている種類としてあげられます。外資系への転職ではこれが一番でしょう。ただ、750点くらいの得点が必要になるのでかなり集中的な英語の勉強が必要になります。

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