日本は昔から学歴社会、いい大学を出た高学歴の人でなければ給料が高い会社に就職できない、出世も昇給もままならない、などと言われます。ただその一方でビジネスシーンや雇用環境の変化から必ずしも学歴だけでは評価されない部分も出てきているといわれています。わたしのように学歴でまったくアピールできない人間にとっては、じゃあどんな方法で稼げる仕事に就けるのかぜひ知りたい、なんて思ったものでした。

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前の職場を退職したときにそんな疑問と改めて向き合うことにしました。このまま「学歴がないから収入が多い仕事に就けない」と思いつつ「まあまあの仕事」を探し続けていいのか?学歴コンプレックスのせいで幸せになる方法を見失ってしまっていないか?さらに言えば自分の実力を発揮できない環境にみすみす追い込んでしまっていないか?そんな思いがこみ上げてきました。30代半ばと年齢的にも転職で一皮向ける最後の機会、それに子供も大きくなったときに自慢に思ってもらえるような親になりたい、なんて気持ちがあったのも事実です。

学歴がなくても稼げる仕事、給料が高い職場となるとまず一芸の仕事が浮かびます。スポーツ選手は高卒も多いですし、ポピュラー音楽のミュージシャンなどは大卒の方が少数派ではないでしょうか?ただこれらは学歴以上に難しい才能が求められる仕事なので無理です。もっと現実味がある仕事はないでしょうか?

いろいろと探してみて思ったのは、学歴以上に経験やスキルが問われることです。たとえばIT系は学歴不問で採用している企業も多いですし、高卒でも年収800万円以上を稼いでいる人も少なくありません。それからサービス業ですが、百貨店やデパートは難しいですが、たとえば音楽業界やゲーム業界などでは学歴に関係なくスキルと実力次第で低学歴でも高収入を得ることができます。こうした「学校で身に着けた知識とあまり関係がなく」「比較的新しい業種・職種なので学歴のフィルターが存在しない分野」で稼げる職種が多いようです。

それからもうひとつ、いきなり給料が高いところを狙うのではなく、キャリアを重ねながら転職を機に高収入の職場へとキャリアアップしていく方法もあります。異業種からの人材を積極的に採用している企業も増えていますから、最初は低学歴でも問題なく採用してくれる企業に就職し、そこで専門的な知識やキャリアを積み重ねたうえで高収入な企業へと転職していくわけです。30代ならこの方法でもまだ十分に可能性がありますし、働きながら資格を取得すればキャリアアップを通して収入をアップさせていくこともできるはずです。

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