ブラック企業が多い職種というのがあります。

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厄介なのは有名企業、大企業と呼ばれる会社の中にも明らかに就業環境や従業員の扱いに問題があるところも多く見られるのです。「えっ、こんな企業が?」と驚くような会社が長時間勤務やサービス残業などの問題で話題になるケースも増えています。

しかもこうした職種ほど求人が多く、いざ転職で職探しとなると求人に目が向いてしまいがちです。失業期間が長くなって焦りが出てくるとどうしてもこうした職種から選んでしまいやすくなるという面もあります。その結果、せっかく辛い就業環境から開放されたのにまた同じ環境に晒されてしまう、といった悪循環にはまり込んでしまいかねません。わたしも以前ブラックに勤めていたことがあるのですが、次の職探しをする際にはまず職種の段階でふるいわけをしました。その会社と同じ職種にはもうかかわらないと決めたのはもちろん、ほかにも危ない会社が多そうなジャンルは避けるようにしたのです。

離職率をチェックしてみる

では職探しをする際に注意したほうがいい、入らない方がいい業界とは何なのか?わたしなりに意見もあるのですが、個人差もあるので「この業界は絶対にやめたほうがいい」とは一概に言えない部分もあります。人によってどんな環境に耐えられないのか価値観が違ってきますし、少々辛い環境でも好きな職種なので続けたいという人もいるでしょうから。ですから客観的な目安として離職率をチェックするのをおすすめします。多くの人が辞めてしまうような職場ではいくら好きでも続けられないものですし、価値観にかかわらず問題があると判断することができるからです。

業界別の離職率のデータもあり、平成23年のものになりますが主な業界別の3年以内の離職率を知ることができます。一番高いのが「宿泊・飲酒サービス」で52.3パーセント。外食産業のワンオペ勤務やサービス残業がしょっちゅう話題になることを考えると「やっぱり」って感じもしますね。続いて「生活関連サービス・娯楽」が48.6パーセント。お客様が神様な職業はどうしても従業員の負担が大きいみたいです。意外に思えるのは「教育・学習支援」で48.5パーセント。学級崩壊などで教師の厳しい就業環境が指摘されていますが、それと関係あるのでしょうか。

こうした数字と並んで注意したいのが人間関係の問題です。職場の人間関係が悪化しやすい業界も辞める人が多くなりがちです。やはりサービス業、あとは医療・福祉関係、小売業界など、従業員同士が足を引っ張り合いやすい職種が該当します。こうしてみると市場規模が大きな業界ほど要注意な会社が多くなるのも難しいところですね。

業界の市場規模をチェックしてみる

私の場合は、ここが大きく影響して業界自体が衰退して行ったため、小さな会社はどんどん倒産し、生き残ったとしても縮小していく市場の取り合い=価格競争に巻き込まれ、売り上げは減少し会社は人を減らしと、いくら自分が頑張って昇格し会社の中で頑張ったとしても報われない業界もあります。自分が目指す。業界の市場規模が拡大しているのか縮小しているのか?また、これから5年後、10年後にはどうなっていくのかを調べておくことで後悔せずに、仕事に打ち込むことができるでしょう。せっかく頑張って経験を積んで一人前になった頃にどうしようもできない業界の衰退は、取り返しがつかない失敗となります。私の場合は、未経験だった時に、WEBかDTPかの選択でDTPを選択した為、田舎の印刷屋の未来のことなど容易に予想がついたはずですが、8年間頑張った挙句、同業転職しましたが、そこも3年で辞めてしまうことになりました。

そして結局WEB系の仕事をしていますが、まともに転職したとしても、給料は激減してしまう状況でした。最初からWEB系を選択しておけば今の現状は変わっていたかもしれません。

職種も意識して!10年後に通用する技術や考え方が身につくか?

さて、結局のところ何が正解というのはないのかもしれません、どれだけ優良企業に就職できたとしても自分たちの働き一つで世の中の動き一つで大きく転んでしまう可能性があるからです。ただし、ゼロから何かを始めるというのは若いうちならいいですが、30を超えたあたりからはどんどん幅は縮小し、取り返しがつかなくなってくると思います。いくら優れた技術者になったとしても業界自体の需要がなくなってしまえばお金を稼ぐことができないからです。現状昔ながらの職人職はどんどんいなくなっています。機械やコンピュータAIの発達により、私たち人間の作業は不要になっていくのです。私はまだ、DTPだったのでWEBへの移行は比較的スムーズに行きましたが、この業界も安心できません。でもこれが印刷機のオペレーターだったと考えるとおそらく行き先は、また同じような印刷会社しかなかったのかもしれません。

学歴や才能や特別な人脈などがあれば別ですが、ない場合には人生何があっても食っていけるように自らで稼ぐ力を身につけておかなければと思います。

ちょっと調べればわかるこの時代に、調べずに10年間を無駄にするなんてことはもったいないですね。

 

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