人間関係…長時間労働と並んで転職の理由の筆頭として挙げられるものです。かくゆうわたしも前の職場では人間関係に悩まされてきました。「こんなくだらないことで悩まされて仕事が思うようにできないんじゃ働いている意味がない」と思ったことも一度や二度ではありませんでしたし、仕事に費やされるエネルギーとか、抱えるストレスの多くが人との問題がらみ。これではビジネスマンとしての能力を発揮できないし、成長もできないと思ったのも転職に踏み切った大きな理由でした。

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ですから人間関係が原因で転職するわけではない方は、新しい職場で問題を抱えたりしないよう注意しましょう。給料がいい、残業が少なくて働きやすそうといったイメージから決めたものの、いざ働いてみたら職場の雰囲気が悪く、スタッフ同士が足を引っ張り合うブラックな環境だった、なんてことにもなりかねません。

この職場の雰囲気がブラックかどうかは事前にチェックするのがなかなか難しい部分もあるのですが、職種によって多いところとそうでないところも見られます。

職種とは少しズレますがまず挙げられるのが外資系の会社です。外資というと徹底した成果主義を導入しているところが多く、成果次第で経歴や年齢に関係なく高収入・昇進が期待できる職場で有名ですが、その分スタッフ同士のライバル意識が強くてギスギスした雰囲気になってしまうことが多いのです。それぞれが成果を出すためにがんばるのではなく、同僚の足を引っ張るのに一生懸命になっている、なんて話も聞きます。外資系といっても働いているのは日本人というところが多いですから、こうした雰囲気が悪い環境になってしまうことも多いのでしょうね。もともとドライな社風でスタッフ同士のつながりや連帯感をあまり重視していないのも理由かもしれません。

それから納期が厳しい職場。コンテンツ産業に多いですね。ゲームソフト、アプリケーションなど、あらかじめ発売日が決まっている環境で作業を行ううえに、デザイナーやプログラミングなど分業が進んでいるのでちょっと作業が滞ると「あいつらのせいで進まない」「そもそもこんなスケジュールで仕事をさせるのが無茶なんだ」などと言い争いになってしまうことも多いとか。

あとは長時間労働が多いところ。飲食店などは残業や休日出勤が多く、あるスタッフが休みをとったりすると「そのせいで俺たちが穴埋めをしなければならないじゃないか」などと不満の声が上がったりして雰囲気がよくないところも多いみたいです。見分け方としては実際に職場に訪れてみたり、面接の際に勤務時間やノルマに関して切り込んでみるといった方法がお勧めです。

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