長時間労働が常態化してしまっている職場も少なくありませんね。実際わたしが以前働いていた会社は長時間の残業は当たり前、休日出勤を求められることも珍しくなく、月の平均残業時間は100時間を越えていました。いまどき残業は仕方がない…と諦め気味な部分もあったのですが、繁忙期にもなると徹夜続きで1週間くらい家に帰ることもできないといったことも多く、子供と過ごす時間を確保できないのは問題があると危機感を覚えたことから転職に踏み切りました。現在では収入はちょっと減ってしまいましたが、規則正しい就業時間で働けているので仕事もプライベートも充実感を味わえています。

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転職の際にはこうした長時間労働を従業員に当たり前のように要求してくるブラックな会社に注意したいですね。日常生活どころか、人生そのものを会社に捧げろといわんばかりのところもありますし、そこまでブラックでなくても仕事の量が多かったり、人手が足りないといった事情でどうしても従業員ひとりひとりの負担が大きくなってしまうこともあります。

まず見分け方としては頻繁に求人情報を出していないかどうかが挙げられます。無理な勤務環境のため従業員がすぐに辞めてしまうことで常時人手不足の状況に陥っているんですね。人手不足が慢性化しているから従業員ひとりひとりの仕事の量が多くなる、そのため長く続かず辞めてしまう人が多い、その結果ますます従業員の負担が大きくなって…と悪循環に陥ってしまっているわけです。そして人手不足のところほど給料が高めのことが多いので気をつけましょう。就業環境に問題がある分給料で惹きつけようというわけです。

それから飲食店などサービス業に多い24時間稼動、年中無休のケース。人手が不足しても店を閉めるわけにはいきませんから、少しでも人手が足りなくなると残業・休日出勤で穴埋めをさせられることが多くなります。シフト制を導入しているところも要注意で、表向きは「自分の都合のいい時間に仕事を入れられる」といいながら実際には会社側の都合でスケジュールが決められてしまうところも少なくありません。夜勤の直後にそのまま日勤、徹夜どころから休息する時間すら確保できないといったところも多いのです。

さらに納期が近くなると休日も何もなく会社に泊まりこんで仕事、なんて職種もあります。アプリケーションやゲーム、映像作品などのコンテンツ産業が代表格でしょう。また音楽産業のようにアーティストの都合に合わせなければならない職種も要注意です。

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