入社すると絶対にやばい、という会社もあります。ブラック企業というわけですが、ブラックといっても実際にはかなりの温度差があります。長時間勤務、サービス残業が当たり前の「ブラックすれすれ」な会社は世の中にたくさんありますが、その一方で従業員の心身を害するような就業環境を強いて平気で使い捨てるところもあります。帰宅が夜中遅くで翌日早朝から出勤、それどころか帰宅もままならず社内泊、一週間くらい缶詰、なんてところもあります。さらにひどいところになると長時間労働に加えてパワハラも加わり、納期が遅れたりノルマがこないせないと上司から無能よばわりされるといったケースも見られます。過酷な環境で従業員が自殺してしまった企業のニュースなどを聞くと、ニュースのネタにすることがはばかられるようなやばい会社が存在していることがうかがえます。

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私用携帯にも昼夜問わず罵声の電話が…

わたしもじつはかつてブラック企業に勤めていました。長時間勤務でプライベートはないようなもの、家庭を持っている従業員に対して休日出勤や連日の残業を平気で要求、子供の学校行事の日にいきなり出勤命令が下って台無しにされたこともありました。帰宅しても私用の携帯が鳴り、筋の通らないことで、ものすごい声で怒鳴りつけられることもありました。

隣にいる家族にも聞こえてしまい、大変な心配をかけてしまいました。そんなことから携帯は常にバイブにしておいたのですが、今でも携帯が鳴るたびに嫌な気持ちが蘇ることがあります。完全にトラウマになってしまいました。

長い時間働かせるだけでなく、こうした従業員の生活やプライドなどを無視しているのもやばい会社の特徴でしょう。

見抜けるものなら見抜きたい!ブラック企業の見極め術

こうした会社は事前に見分けることができます。私の場合は、この会社はブラック企業だと認識していた上で就職してしまったのですが、そんな、わたしが言うのもなんですが、今となっては、無事に逃れることができたことで、客観的に「ああ、こんなところにヒントがあったんだな」と思うことも多いのです。就職・転職活動をしているときはどうしても焦りがあったり、給料面ばかりに目が向いてしまうので大事なところを見逃してしまうといったことがあるんですね。

好条件なのに学歴、職歴不問なんてねぇ…

そんな見分け方は最初のスタート地点、求人票にも潜んでいます。注意点を踏まえておけばこの段階でやばい会社をふるい分けることができます。最大のポイントは頻繁に求人を出していること。すぐに従業員が辞めてしまうのでつねに補充しないとまずいんですね。それから求人票に書かれている条件やアピールポイント。たとえば「幹部候補生補充」などはいかにも出世できそうですが、採用されるなりいきなり責任の重い仕事を押し付けられたり、給料に見合わない仕事を負わされる恐れがあるので気をつけましょう。それから未経験歓迎を前面に押し出しているところも注意しましょう。「誰でもOK、学歴や経験は一切問いません」といわんばかりの求人票もありますが、こうしたところは人手不足なうえに社員を使い捨てる可能性があるので要注意です。危険な会社に就職してしまわないようしっかりチェックしておきましょう。

そうはいっても、どこの企業も大抵ブラックな一面があるのだからそんなわがまま言える立場じゃないだろう?なんてこと私は思っていました。多少ブラックでもいいや!そう思って転職しました。でも、本当にやばい会社はあります。

安易に就職してしまい、数年間を棒に振ることを考えると一時無職でも、しっかりとした企業を目指すことが大事だと思いました。

もちろん計画的に…

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