以前勤めていた会社を辞めた場合は、失業保険を受けることができます。
状況によっても異なりますが、この失業保険を受けられる期間はそれなりに長いので、じっくりとハローワークに通うなどして次の仕事を見つけることができます。失業保険をもらっている間に次の仕事場を見つけることができた場合は、再就職手当が出ることもありますので、この制度を知って上手に転職をするようにしましょう。
この再就職手当の制度は、本来もらえるはずだった期間の失業保険が転職によってもらえなくなったので、その分を支給してもらえるというイメージとなっています。
そのため、受給期間が満了する前に再就職先を決めることが条件となり、基本的には期間を3分の1以上残した状態で再就職となることが求められます。そして、残っている日数に応じた金額が手当として支給されることになります。
そのため、当然失業保険をもらい始めてから早く転職することができれば、その分だけ高い金額の手当てをもらえることになりますので、お得に制度を利用できるのです。
この手当をもらい方としては、ハローワークの紹介か特定の職業紹介事業者を通して仕事を決めることも条件となっています。つまり、自分で仕事を見つけてそこに就職した場合は、手当の対象となりませんので注意が必要です。
また、再就職先が短期の契約だけの場合は手当てが出ず、一年以上勤務を続けるということが明確でなければなりません。
手当のもらうには自分で申請をしなければならず、自動的に手当てが下りるということはありません。
ハローワークで仕事を紹介してもらう際に、手続きの仕方や必要な書類の中身を聞くと良いでしょう。
再就職先からの書類も必要となりますので、転職が決まったらこの申請をするということを伝えておくと良いでしょう。
退職から転職までの流れとしてはこのようなものですが、満たすべき条件がありますので、事前にしっかりと規定を確認するようにして、もらい忘れがないようにすることが大事ですね。手当ての額は転職が早いほど高くなりますので、できるだけ早い段階で次の仕事場を見つけられるように努めることも重要です。
新たな仕事を始めるにあたってとても助けになる制度ですので、その仕組みと申請の仕方をきちんと理解して、上手に活用するようにしましょう。
知らないでいると、せっかくもらえるものももらえなくなってしまいますので、細かな点まで理解しておくことがお得に様々な制度を利用するコツです。