客先に訪問する際、あくまでもビジネスのおつきあいであることをしっかりと認識しておくことが重要です。

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相手はお客様だからこそ丁寧に対応してくれているのです。居心地が良くなってついつい雑談に花を咲かせるようなことがないように気をつけましょう。

相手はお客様を追い払うようなことはできません。必ず要点を絞り、簡潔に素早く要件を済ませ、適度なタイミングで失礼するようにしましょう。

訪問者のほうから雑談を始めない

 言うまでもなく、訪問の目的は仕事の話です。担当者が現れてあいさつがすんだら、すぐに用件に入って予定していたことをテキパキと終わらせるようにしましょう。

 そのためには、用件以外の雑談は、できるだけしない心がけが必要です。訪問する側としては相手の話しかけに答えるだけでよく、自分から雑談にもっていくようなことは避けなければいけません。貴重な時間を割いて会ってくれている相手への、大切な配慮です。

面談が長引いて食事をすすめられたら

 面談が長引いて、食事の時間にかかってしまうこともあります。

 相手から食事をすすめられた場合、用件がすんでいれば丁寧に断りますが、まだ途中なら「ありがとうございます。遠慮なくいただきます」と素直に厚意を受けましょう。どうしようかと態度をはっきりさせないのは、相手を困惑させるだけです。

 面談の報告を社に戻って上司にするときは、食事をごちそうになったことも忘れずに伝えます。

面談を切り上げるのは訪問者の役割

 用件がすんだら、長居は無用です。「それではこの辺で」と辞去する旨を告げ、資料や筆記用部などをバックにしまいます。忘れ物をあとから取りに戻るのは恥ずかしいことなので、あわてず確認しながらしまいましょう。

 お互いに立ち上がったら、「お忙しいところありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」と丁寧にあいさつをします。玄関を出るときは、受付にも軽い会釈をしましょう。

面談から帰りの際までのマナー

  • 担当者が入室したら、必ず椅子から立ち上がってあいさつする。初対面の場合は、ここで名刺交換
  • 担当者によっては、「打ち合わせに入る前に雑談をすることもある。それを無視して用件を切り出すのは失礼。相手に合わせるのもマナーの1つ
  • お茶を出されたら「どうぞ」とすすめられてから飲む。相手が何も言わないときは、「いただきます」と断って飲む
  • 会話で自分側のことは「私ども」「当社」、相手側のことは「御社」「○○社さん」と呼ぶ。担当者が年下でも言葉づかいは丁寧に
  • 途中で上司に確認すべき事柄が生じたら、相手に事情を話して電話を借りる。むだ話は避け、用件のみを手短に
  • 帰りの際、面談場所が担当者の席であった場合は、周囲の人にも「おじゃまいたしました」「失礼いたします」などとあいさつを

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