実際アルバイトの方が稼げるのか?
働き方にはいろいろなものがありますが、より自由が利くということで、パートタイムやアルバイトなどの非正規雇用という形で働く人も多くいます。
また、社員として働きたいところがあるのに、社員として雇用されないのでバイトとして働いているというケースもあります。
バイトであってもまとまった額の収入を得られることもありますが、長期的に見ると正規雇用社員にはかなわないことが多いので、しっかりと考えて働き方を決めることが重要ですね。
バイト収入は時給制で決まることが多く、地域差や職種による差ががかなりあります。
コンビニやファミレスなどのどこにでもある職場でのバイトだと、全体的に低めの給料となっています。
一方で、外国語やIT関連の技術などの高いスキルが必要とされる仕事では、バイトであっても高い給料が提示されることもあって、ひと月あたりもらえる給料で比較すると、正社員より高くなることもあるんです。
どのくらいの時間働けるのか、時給はいくらかということをチェックして、よりまとまった額の給料をもらえるところを選ぶようにしましょう。
このように、バイトでも職種などによっては社員よりは高い月給をもらえることがあります。
短期間だけで見るとバイトの方が稼げる可能性はある
しかし、長期的な観点で見ると、バイト収入には限界がありますので、長い目で見ることが大事ですね。
たとえば、バイトだと社員のようにはボーナスをもらうことができませんので、月収で見ると高い水準であっても年収となると、社員に適わないことが多くなります。
さらに、社員は勤続年数によって昇給が順調にされていきますが、バイトの場合は昇給にも限界がありますよね。
場合によっては、ほとんど昇給されないこともありますので、長い年数で見ると社員との差が大きくなります。
こうした長期的な比較をしてどちらが満足のいく仕事ができるのか、しっかりとした給料をもらえるのかを考えることが大事です。
そして、大きな違いとなるのが、福利厚生という点です。
もちろん、バイトでも条件を満たせば有給などの制度が適用されますが、厚生年金や健康保険への加入、企業が提供しているいろいろな福利厚生の制度が適用されないことがほとんどですので、安心できる生活という面ではデメリットがあります。
はっきりと数字に出るわけではありませんが、こうした福利厚生から得られるメリットは大きく、その分の差を考えなければなりません。
また、アルバイトは雇用が安定しないので、仕事を辞めさせられる可能性というのも出てきますので、安心感の違いというのも考えるべきポイントだと言えるでしょう。
まとめ
ブラック企業の場合、奉仕残業(サービス残業)が度を超えた時間発生するパターンもあります。
そういった部分では、どうせ超時間労働するなら時給バイトを掛け持ちするなどした方がかえって収入は多くなる可能性があります。
ただ、やはりバイトには限界があり、時給も社員で残業する一時間あたりの残業代より大幅に低いケースの方が多いように感じます。
あくまでも低所得者を対象とした、考え方なのでバイト代と比較しがちですが、これが、ある程度会社でも基本給の高い人間になると残業代一時間あたりの金額もパーセンテージで跳ね上がるので、バイトとは比べ物にならないくらいの時給になることもあります。
今一度自分自身の一時間の価値について考えてみるとどう動くべきかのヒントになるかもしれませんね。