良い意味でも悪い意味でも仕事は人生を大きく左右します。充実してやりがいのある仕事を続けることができれば、毎日の生活はとても楽しいものとなりますが、逆につらい思いをしながら働いているようだと、人生そのものもつらくなってしまうこともあります。そのため、自分のスキルを十分に発揮して仕事を楽しめるように努めるのはとても大事ですね。そこで、自分の働き方と自分の位置付けというものを考えてみると良いですよ。
できる社員は会社からも同僚からも取引先からも重宝されますので、同じ会社でその力を発揮し続けることができるという傾向があります。そのため、転職を繰り返すのではなくある程度勤続年数が長くなることが多くなっています。もちろん、優秀な人はヘッドハンティングにも遭いやすいですし、より良い条件を提示してくれる企業への転職も可能です。しかし、ころころと転職を繰り返すのではなく、しっかりと自分の能力を発揮してできるところを見つけて、ある程度長い年数とどまり続けることが多いのです。そして、しっかりとした業績を出すことができますので、自分の仕事に満足することができて毎日の生活も充実させることができ、それほど転職を頻繁に繰り返す必要もなくなります。
まあまあの社員と評価される人たちは、やはり自分の位置付けをしっかりと理解しています。いわゆるできる社員と呼ばれるほど能力はないものの、与えられた仕事をきっちりとこなすことができますし、周りの人との関係も上手に保っていくことができるるため、会社によってはとても大事な存在となります。良い会社を支えているのは、こうした普通の社員が多いと言えるでしょう。
というのも、働きアリの法則と呼ばれるものが存在していて、こうしたまあまあの社員は機会があると大きな働きを示す可能性が高いからです。この法則は、どんな組織であっても2割のよくできた人たちと8割のそれほどでもない人たちが存在していて、上位2割の人たちがいなくなっても、今度は8割の中から2割のできる人が生まれてくるというものです。まあまあの社員と言われる人たちは、普段は平凡な8割のグループに属していますが、何かしらのチャンスがあると上位2割に入れる力を持っているのです。
しかし、ダメな社員というのは、仕事自体にやる気がなく周りの人との協調性もありません。転職をするにしても、今の仕事が嫌だからという消極的な理由ばかりに目を向けてそうします。機会があっても気持ちがないため能力を生かせないという特徴を持ちます。