退職はできるだけポジティブに行いましょう。
円満退社ならともかく、不満を抱えたうえで職場を辞める場合にはどうしてもネガティブな心境になってしまいがちですよね。
「こんな会社辞めてやる!」「一日でも早くこんな職場から解放されたい」
心の中では1日で早くやめたいのに色々な社会性や常識が押し寄せてきますよね。
でもネガティブな気持ちは結局自分にとって損になるだけだと思います。
大人になればなるほどポジティブな気持ちと姿勢が大事だと痛感させられることが多くなりますね。
その気になれば辞めるときに思いっきりネガティブに振舞うこともできるわけですよね。
退職届をたたきつけてそのまま出社しない、とか、挨拶や引き継ぎもしないで辞めてしまうとか。夜逃げみたいに来なくなるとか、グループで一斉に辞めるとか、朝来たら退職願いが置いてあるとかetc
社会人として無責任な振る舞いなのかもしれませんが、いっそそのくらいやってしまった方がましだと思える環境もあるんです。
本当にやばい会社からはどんな手を使ってでも抜け出す
本当にやばいブラック企業は、真面目に働いているとどんどん深みにハマるんです。
当時は、非常識な辞め方をする人たちを非難していた私ですが、非常識なことだとしても抜け出した方がいい、今なら私もそういう風に少しだけ思えるようになりました。
どんな不満な状況で辞めるにしても、ポジティブな考えは失わないようにしましょう。ボロボロになって心も体も破壊される前に身勝手でも構わないです。だって悪いのは会社や組織なんですから。
私の以前の職場は、かなりブラックだったことで、一緒に働く仲間はどんどん辞めていきました。
上述したような辞め方をする仲間もいました。
ここではそんなめちゃくちゃだなと思う辞め方は、日常的にあったんです。
そんな中で一番苦しい思いをするのは、残された仲間たちだと思います。でもですね、実際に私も辞めて気づきましたが何も残らないですから、我慢して耐えた時間はもう戻って来ません。
今回は、辛い思いをしてでも、会社のため、自分の責任感のため、耐えてしまいいずれは身も心も崩壊して絶えてしまうそんな人に、世の中にはこんないい加減奴もいるんだから、もう少し気楽に考えて前向きに進んで行く参考になればと思っています。
私が実際に経験した同僚の去り方を少し紹介します。
ブラック企業あるある「こんな辞め方があるんだ」
私が働いていた会社で正社員で働いていた人たちの幾つかの「辞め方」のパターンをお教えします。
- 辞める最終日まで誰にも辞めることを言わない。引き継ぎも何もない
- 突然複数人がまとめて退職願いを提出。よく月に全員本当にいなくりました。カップルで仲良く退社というのも多かった。
- 身内の介護が必要になって、地元に帰らないといけない人がやたら多い
- 仕事中に急にいなくなったり、さぼったりを繰り返し、辞めろと言われるのを待つ人
- 完全に行方不明になる人、親にも友人も誰にも何も言わず借りてある家も、全てを放置して消える人(捜索願いを出すこともある。)
- 昨日から出社していないことを誰も気づいていない。
- 精神性の疾患にかかる。(事実の人もいるけど半分は演技が下手)
わずか3年で私に直接関わっていた人だけで30名の正社員が辞めていきました。
会社は辞めても、人間関係は大事に!
落ち着いて考えてみると辞める時にしかできないことは結構あるものなのです。たとえば同僚との距離。
どんな職場でもウマがあう同僚とそうでない同僚がいますよね?
在職中はその両方とうまく付き合いながら仕事をしていく必要があるわけですが、辞めるとなるとそんな必要はありません。
ウマが合う同僚と仲良くして辞めた後も付き合いができるよう準備しておきましょう。
友達として付き合うもよし、今後のキャリアに活かす人脈に加えるもよし、いい意味での根回しをしておきましょう。
一期一会を忘れないように心がける
これは仕事を通して知り合ったお得意先とのつき合いでも同様です。
仕事を辞める際にはこうした得意先にも挨拶まわりを行うことになりますが、これからもつき合いたい、お世話になりたいと思う人には念入りに挨拶をして個人的な連絡先の交換なども行っておきましょう。
こうした人脈という財産をどれだけ築くことができるかが社会人としての価値を決めるといっても過言ではありません。
さらに職場に気になる異性がいるなら思い切ってアプローチしてみるのもひとつの選択肢です。遠慮する必要もありませんし、辞めてしまえば社内恋愛にもならないのですから。
一人で考えない、みんな同じこと思ってるから
仕事を辞めた後に社会との接点を失って精神的に苦しむケースも少なくありません。最悪の場合うつ病になってしまうことも。
こうした準備を辞める時に計画的に行っておけばそうした問題を防ぐこともできるはずです。
逆に言えばこうした退職時にしかできないことをしっかりやるために辞める期限を設定するというのもひとつの方法でしょう。
貯金も含めて、できるだけ早く辞めるのではなく、やることをやってから辞めるという意識で準備を進めていきたいところです。