上司のパワハラで職場を辞めることにしたという方も多いでしょう。しかしそんな上司に限って退職願いを受け取ってくれずになかなか辞めさせてくれないものです。何しろそうしたブラックな職場はなかなか従業員が定着しない、つねに人手不足の状況に晒されていますから、辞めてしまっては自分が困る、とにかく先伸ばしして辞めさせないようにしようとあの手この手と手段をとってくるものです。

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一番多いのが、辞める相談をしようとしたり退職願いを出そうとすると「今忙しいから後にしてくれ」などといってまともにとりあってくれないケースです。会ってさえくれないケースもありますよね。こっちは辞める気満々、すでに転職活動もはじめていてあとは辞めるだけなのにズルズルと時間だけが経過していく…もっとひどい上司になると次から次へと仕事を押し付けてこちらが話を持ち出せないような環境に追い込むなんてこともあります。

わたしも前の職場を辞めたときに同じような状況に追い込まれました。上司が仕事ができないくせにやたら横柄な人物で何か問題が起ころうものならつねに部下に責任と後始末を押し付けるような人物でした。もう我慢できなくなって辞めようと思ったのに、 「今相手をしている時間はないんだ」などといって引き伸ばし、「あんたがまともな仕事をしていないから辞めようとしてるんだから、忙しいなんてことはないだろう」と何度言ってやろうと思ったことか。

じゃあ上司が話を聞いてくれない場合にはどうすればいいのか?対処法を考えてみましょう。わたしがやったのはとにかくしつこく迫ることです。こちらとしては「仕事を辞める」という当然の権利を行使するわけですから、向こうは話を聞く義務があるわけです。上司のスケジュールを確認しつつ待ち伏せして話を切り出しました。昼食中に押しかけたこともあります。それでもしぶとく逃げ続けて平行させられましたが、何とかなりました。

ただしつこく迫る方法でも無理な場合には強制的に辞めるという方法もあります。法律上では退職願いを提出すれば2週間後には辞めることができます。これは届けを上司が承認したかどうかは問題ではなく、届けさえすれば可能です。ですから受け取ってくれない場合には強制的に受け取れる形、つまり郵送で送りつける方法が有効です。提出してから職場を辞めるまでの期間はちょっと気まずい雰囲気になりますが、もともとよい環境ではない人が多いでしょうから、思い切って郵送で送ってみるとよいでしょう。

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