株式投資と言えば資産運用の代名詞、バブル期には大もうけをする人も続出して大きな話題にもなりました。現在ではそうした一攫千金的な目的よりも安定した収益を上げるための方法として、またあくまで趣味の範囲内で楽しむ形で行われることが多くなっています。そこには規制の緩和で初心者でも始めやすくなっているといった事情もあります。

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現代で株式を資産運用として活用する最大のメリットは、ネットで手軽に行うことができる点でしょう。つまり在宅しながら株を売ったり買ったりすることができるわけです。わたしもこの点が何よりも魅力で手を出したクチです。何しろネット売買が普及する前は証券会社にまで出向いて取引をする必要がありましたから。しかもスマホの普及で外出中にも取引ができるようになりました。株式市場は平日の日中に行われますから、昼間の仕事を持っている人間にとっては非常にありがたい点です。

始め方も簡単になりました。株式の取引は証券会社を通して行われるため、まずは自分が取引を行う証券会社を選ぶことになります。その会社で口座を設けてお金を預けて売買を行うわけです。証券会社によってお得だったり損だったりといった点はあまりありませんが、売買の際にかかる委託手数料や口座の管理料といった必要経費に関してはしっかりと確認しておきたいところです。

口座さえ開設すればあとはいろいろな会社の株式の動向をチェックしながら売買を行っていくことになります。基本的にはIDとパスワードでログインできるマイページが用意され、そこで売買の手続きを行うことになります。簡単に言えば株式が安いときに購入して高く売れば儲けが出るわけです。なお、株式が高いときに「買ったこと」にして安くなったときに「売ったこと」にすることで利益を得る信用取引という方法もあります。ですから必ずしも価値が上がりそうな株ばかりをチェックするのではなく、下がりそうな株を見つけるのも利益を出すポイントです。発表されたばかりの新製品の評判がよくない、他の会社との提携交渉が決裂したなど、ネガティブな情報も見逃さないようにするのが鉄則です。

ただ、リスクがある点も忘れてはなりません。株式投資は1000株単位が原則なので1回の取引にそれなりの資金がかかるので損したときのダメージが大きくなります。さらに会社が破綻したり、不祥事などで株価が急激に下落することもあります。極端な話ほとんど価値のない紙クズのような状態に陥ることもありますから、ハイリスクハイリターンの面があること、市場の動向をつねにチェックしておくことを忘れないようにしましょう。こうしたリスク管理も鉄則です。

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