手軽にできるというわけではありませんが、ネットを使った意外な副業のひとつに電子書籍の販売があります。自分で本を作ってネットで販売するわけです。「そんな簡単に本なんて作って売れるはずないだろう」と疑問に思う方もいると思いますが、じつはやってみると思いのほか簡単に行うことができます。

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本を作るのが難しいというのは紙媒体のイメージが強いからだと思いますが、電子書籍の場合、そのイメージは必ずしも当てはまりません。実際問題として個人のブログやホームページで自分が書いた小説やエッセイなどを発表している人はたくさんいますよね?あれの延長線上だと考えればよいのです。紙に印刷する必要がなく、パソコン上のデータだけで本を作ることができるのならそんなにハードルは高くありません。

もうひとつ気になるのは「どうやって売ればいいの?」でしょう。たとえば自費出版の場合は出版を扱っている会社と契約して全国の本屋さんに流通してもらう形になります。費用は部数など条件によっても違いますが、数十万円から100万円を超えることも少なくありません。そのためまず利益を出すのは難しいといわれていますが、パソコン上の書籍なら在庫を抱える心配もなく、データだけで販売すればいいのですから元手も殆どかかりません。あとは販売を扱ってくれる会社を探すだけです。

一番のお勧めがアマゾンです。なんといっても世界最大規模の通販サイトですし、電子書籍をもっとも積極的に推進している企業でもあります。個人の書籍データを販売するサービスも行っており、KDP(キンドル・ダイレクト・パリッシング)という名称がつけられています。その名前のとおりキンドルで出版する形となります。

その際には事前に個人情報の登録が必要です。登録方法はまずアマゾンのアカウントを取得し、そのうえで登録する形になります。手順に従って手続きを行っていけばとくに問題なく登録ができます。注意点としては税金に関する登録がちょっと難しい点ですが、日本で販売する場合には住所や国の情報を正しく入力し、電子版フォームと電子署名への同意をすればとくに問題はありません。

これが出版の始め方と販売方法です。あとは「売れる本」を作るだけ。自分が書きたい、読んでもらいたいと思うことを書いてみましょう。もちろん、世間の関心が高いジャンルのほうがよいですが、そうしたジャンルは当然たくさんの本があって競争も激しいので必ず売れるとは限りません。また文字でなくても絵や写真でも可能です。写真集でもOK、観光や動物の写真などをまとめて本にする、というのもなかなか魅力的です。

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