ある人がいらないと思ったものが、ほかの人にとってはお宝!そんなケースが増えています。価値観の多様化とか、ネットを通して情報が広くいきわたるようになったのが原因なのでしょうか、これまで何の価値もないと思っていたものが、それこそ意識せずに捨ててしまっていたものが驚くような高値がつくといってビックリ!なんてことも増えました。そんなこともあってか、不用品回収が結構おいしい副業として注目されています。
たとえば雑誌などの書籍。引越しとか年末の大掃除とかで読まなくなった本を大量に処分することもありますよね?それこそ10年以上前に発売されたマンガなどを置き場所に困るから処分してしまおう、というわけです。そうした書籍の中には中古市場で驚くほど高い価格がつくこともあります。あるいはグッズ。アニメとかアイドル、ミュージシャンのグッズも「昔はファンだったけどもういらない」と処分しようとしたものがビックリするような価格がつくことも多いのです。そこまで大げさではなくても、衣服とか電化製品などではまだまだ使えるものが不用品として処分されてしまうことも多く、それを売れば収入にすることもできるんです。
不用品回収の最大の魅力は商品を仕入れるのに元手があまりかからないことでしょう。何しろいらないと思っている人から入手するわけですから、うまくいけばタダで入手できます。しかも店舗をオープンする必要もないので週末など都合のいいときに行うことだってできます。わたしのようにブラック企業から解放されて、子供との時間をようやく確保できるようになった人間でも無理なく副業としてやっていくことができるわけです。
ただ始め方にはちょっと注意が必要です。一番簡単なのはごみ収集、とくに資源ごみの回収の日にゴミ捨て場をめぐってめぼしいものを探してまわる方法でしょう。ただこれはちょっとみっともない部分があるうえ、厳密には法律に反しています。もうひとつの方法は車を使って不用品を回収してまわる方法です。でもこれも許可が必要です。産業廃棄物収集運搬の免許、一般廃棄物収集運搬の免許などです。実際のところこれらの免許は取得が難しいうえに費用がかかるので、あまり現実的ではありません。
最後の方法は古物商の免許をとって買い取る形です。もちろんすべてお金を払って買い取る必要はなく、「これは買取価格がつきませんが無料で引き取ります」と相手の同意を得た上で入手することもできます。それをネットオークションで売るというパターンです。少々元手がかかりますが、免許をとるのも比較的簡単だし、やってみればなかなか面白いものです。